立春を過ぎても、まだ寒さが続く時に
相手の健康を気づかってだすお便りに「余寒御見舞い」というのがあるんだって。
「余寒」なんて、なんか言い方がうまいよな。
季節にあわせた日本の風習や日本語の美しさに改めて脱帽。
そう、ほんでお知らせを忘れてたんやけど
アルゼンチンの情報雑誌で私がコラムを掲載している「CTV Asia」の
VOLUME91が発売されたので、ここで宣伝しとくわなー。
って、アルゼンチンのキオスコで売ってるから、
日本語のブログで宣伝しても的外れやねんけど
この雑誌には一ライターとしてだけでなくて、
雑誌のコンセプト、内容の企画段階から関わってくたから、ちょっと感慨深いねん。
CTV Asiaは、華僑の会社が現地の中国人に発行していた雑誌やねんけど
つまり今までは北京語での発行やってんけど
リーダー層に、それまでの中国出身者だけじゃなくて
漫画やアニメ(ってこれは日本からやろってつっこむけど)に興味を持つ若者や
ヨガやメディテーション、針、マッサージなどオリエンタルなものを求める
現地の人たちが加わったことで
「スペイン語での刊行もしよう」
となってんな。
そこで、私のようなアジアも語れて(ってほんまかい)
現地事情も多少はわかっているような人らが呼ばれて
どのようなテーマを扱うか。といったところからはじめたん。
っていうか想定リーダーの性別も年齢層もあったんかなかったんか、
それがないものとして需要から掘り出したから
なんか長い道のりのような気がしたけど
編集長が、ぜんぜんいけてないスペイン語ながら
視点や切り口に
やっぱ華僑のビジネスセンスは鋭いわ、てな感想まで持ってしまうような
光るものを感じさせる人で
チームも中国からの移民を両親にもつ二世やらやったから
仕事を超えて、かなり面白かった、というより勉強になった。
テーマとしては、
アジア女性の美の秘訣、やら、
アジア週間ニュースダイジェスト、やら
アジア国別国民性を毎号で連載、やら
まあ色々アイデアありながら
先に想定ターゲットを決めろって心のなかではつっこんでたけど
無事にスペイン語版が出ることになったと言うわけなのだ。
ライターとしては、今回のVOLUME91では、
私は「アジア男性とラテン男性の違いというか魅力」みたいな
わらけるテーマのエッセイを2枚に渡ってつづってるねんけど
自分の写真とかも掲載されてし、刷りに出すまえに
全体の構成チェックとか、一応あるもんやと勝手に思っててんけど
担当の人からその旨連絡が入ったと思ったら
友人たちから「見たでー」とメールが入ってん。
なんかゆるない?
まあ編集者からオッケーがでた時点で
私がイギリスに旅立つ寸前やったから、私側も流れのトラックが甘くなってて
しょうがなかってんけどな。
向こうも私も、お互いさじ加減がいい加減やろ。
笑うわ(これは苦笑という笑いやで、念のため)。
結果オーライで万事オッケーやけどな。
というわけで私はまだ手にしてないから、
それはもう一つの帰ってからのお楽しみにしています。